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仕事とか科学とか

労働問題や面白い科学の話題について書き綴ります

【ブラックバイト問題】いつまでもやられっぱなしではない! ブラックバイトユニオンとは?

ブラックな労働問題が根強い日本社会。ブラックバイトについても度々ニュースで扱われるようになっています。

アルバイトは労働者の中でも最も立場が弱く、その弱い立場にしわ寄せが行くことに憤りを感じずにはいられません。

しかしアルバイトのみなさんも、どうやら黙ってやられっぱなしではないようです。

facta.co.jp

 

ブラックバイトユニオンとは?

2014年8月に結成されたと言うことで、約2年になるのですね。

私たちブラックバイトユニオンは、ブラックバイトによって学生生活を脅かされることのない働き方を目指すべく、2014年8月1日に結成されました。

とのことです。

ホーム|ブラックバイトユニオン

基本的に労働組合は各企業ごとに組織されるのが一般的なイメージでしたが、近年では同種労働者で組織されるユニオンが多くなっていますね。

労働者の中でも弱い立場である「アルバイト」の労働環境を改善するためには必要な組織かと思います。

ツイッターもたどってみると、同様の組織が多い事に気付きました。

都留文科大学学生ユニオン

twitter.com

・個別指導塾ユニオン

twitter.com

・仙台学生バイトユニオン

twitter.com

 

ブラックバイト・ハンター

そして面白いのが「ブラックバイト・ハンター」の存在です。

上記FACTAの記事では以下のように記述されています。

「FC本部はあくまで運営会社を指導する立場なので、各店舗でどのように労務管理しているのか、細かいところまで把握できない。BUは、バイト先に『ハン ター』を潜り込ませ、粗探しをする。極端なハナシ、わざとよくない態度を繰り返し、『罵倒された、パワハラだ』と訴えても、本部は確認しようがなく、全く お手上げです」と、ハンティング攻撃に遭った大手FCの役員は匙を投げる。

「粗探し」とありますが、実際にアルバイトがわざと良くない態度をとったとしても、それに対して「罵倒」してしまってはいけません。それこそ会社(使用者)として未成熟であることを示している訳ですから。まるで企業側が「被害者」かのような書き方には、大きな違和感を感じますね。

ブラックバイトユニオンのホームページを読む限りは、ユニオンの運営に携わる人を「ブラックバイト・ハンター」と呼んでいるようです。

この様な呼びかけの方が、学生側も興味を持ち、参加者も増えるのでしょう。活動内容を見ると

①ブラックバイト発見情報の収集、分析、報告書の作成

②ブラックバイトの啓発セミナー・労働法教育の実施

③ブラックバイト相談への対応

労働基準監督署への同行支援

であり、実際にブラックバイトの被害にあっている学生から相談を受け、ブラックバイトを回避する方法を教えたり、場合によっては相手を訴えるための支援を行っていると考えるのが自然でしょう。

活動内容は基本的に労働組合と同様です。私も以前、労働組合の幹部を務めていたことがありました。この時に「勤務態度が悪くて有名」な社員から「上司から『今すぐ辞表を出せ!』と恫喝された」と相談を受けた事があります。

その人がいくら「勤務態度が悪い」からと言って、その様な脅しまがいの態度をとって良い訳がありません。部長職級のそれなりの年齢に達している人間がその様な行動をするのは、やはり会社の教育が行き届いていない証拠です。このことについては、すぐに会社へ組合から抗議し、改善要求をして受け入れられました。

フランチャイズだから各店舗の労働管理まで把握できない」は言い訳です。企業のコンプライアンスが叫ばれている中で、労働問題に関して無頓着なのは問題です。まったくもってリスク管理がなされていない企業だと言うことですよ。

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これからのブラックバイト・ユニオンは?

労働組合は、どうしてもしょうがないことでもあるのですが、その運営メンバーが「ボランティア」だと言うことが、ある意味弱点になり得ます。

私が所属する会社の労働組合は、基本的には「残業代」として組合活動に関わる仕事に従事した分の時給を組合から頂いていました。

しかし決まった給料を貰う訳ではありませんし、幹部ともなれば色々とヘビーな案件も扱う訳で、なかなか本腰を入れるのが難しい場合も多々あります。本業はあくまでも「その会社の仕事」ですからね。

自分は幹部だったので責任感を持って取り組んでいましたが、全てのメンバーに、あまり強制はできませんでした。

労働組合自体がブラックになってしまっては本末転倒ですからね

ブラックバイト・ハンターも「ボランティア」とのことですので、この活動は「ブラックバイト」に対して大きな問題意識を持つ人間の力が原動力になっていると考えられます。 したがいまして、どこまで継続的に精力的な活動ができるか?が不透明です。

労働組合全般に言えることですが、ボランティア精神に頼らずに継続できる強い組織をつくることが、今後の大きな課題ではないか?と思います。

ちなみに上記のFACTAの記事では、以下のように締めくくられています。

「学生バイトを使わなければ現場が回らないから、『ハンター』が怖くても、その潜入を防ぐ手立てはない」と、前出の大手FC役員はこぼす。

BUは「温野菜」に続き、同じくレインズ社がフランチャイズ展開する焼肉チェーン「牛角」の店舗前でも抗議を行っており、今は同社が標的になってい るようだ。BUは学生の相談を受ければ、どこへでも矛先を向ける。全てのFC店舗、とりわけ外食産業が「獲物」になり得る。ハンターの次の標的はどこか。

「獲物」とか「標的」と言うと聞こえが悪いですよね。

「とりわけ外食産業が『獲物』になり得る」と書いてますが、それだけ外食産業のブラックが恒常化していると言うことなんですよ。

私の知人も「アルバイトをして外食産業のブラックを知ったので、就職先に選ばなかった」と言っていました。我々一般市民が「安くて美味しくて便利」を求めたしわ寄せが、「ブラック労働」なのです。我々一般市民にも責任の一端はありますよね・・・。

今後はブラックバイトユニオンのような「アルバイトユニオン」の活動により、様々な外食チェーン、その他の企業が訴えられることになれば、それはそれで企業が淘汰されることを意味します。

ブラックではない企業だってこの世にあるのですから、ブラック企業はどんどん淘汰されて然るべきです

 

ユニオンのみなさん、これからも頑張ってください!応援しています!

 

 

あわせてこちらもお読みください。

geogeokun.hatenablog.com

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