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仕事とか科学とか

労働問題や面白い科学の話題について書き綴ります

ベンチャーは気づいている? 「社畜」では会社は次のステージへ行けない!

日本人の働き方を変えたいといつも思ってはいるものの、会社で同僚(特に上司)の仕事ぶりを見ると、いつも絶望的な気持ちにさせられます。ネットで様々な記事を読んでもツイッターを見ても、ブラック労働の話題に事欠きません。

一方で若い人を中心として、私と同様にブラック労働を否定する人達は一定数います。その様な人間が、これからどんどんと「組織を動かす側」にまわる必要性を感じています。そして古いものですが、こんな記事が目に留まりました。

 

news.careerconnection.jp

 

会社の英雄はやがて社畜になり、会社へ害を及ぼす

あまりにも大量の仕事に対し、深夜残業や休日出勤もいとわずに働き、仕事をやりきった時、その本人は達成感とともに自分を英雄視してしまいます。その成功体験が心に刻み込まれると、今度は周囲にまで自分と同様の働き方を強要するようになります。

残業当たり前、休日出勤当たり前の「社畜」が会社の中で地位を得ると、今度は部下を「社畜化」させることに労力をつぎ込むようになります。本人には自覚はないでしょうが。

 

部下に求める仕事量が増えると、チームは深夜や週末も稼働することになる。しかし深夜の仕事は質が保てないことが多く、このプログラマーもコードのエラーが頻発し、結局メンバーが何日もかけてバグの修正や検証をするハメになった。

原文まま

 

しかし時間をかけるだけでは決して良い結果は生み出しません。限られた時間の中で精一杯のパフォーマンスを発揮する方が、最終的には利益を生み出すのです。

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それでも肯定する人はいる

ブラック労働の恐ろしいところは、経営者が己の利益目当てで労働者に強いるだけでなく、自ら「肯定」してしまう労働者がいると言うことです。

 

「こういう経験も必要だと思います。自分の限界に挑戦するというか、終わった時の達成感もなかなかいいもので(笑)」

「ある時期に『認められたい』と思ってハチャメチャに働くことも大事だと思いますよ」

原文まま

 

う~ん、私もかなりの激務を経験して乗り越えてきましたが、こうは思いませんでしたね。むしろ会社の組織力を強化して、二度とあのような激務を社員に強いることをなくしたいと考えています。

私が周囲を見る限り、上記のように長時間労働を乗り越えれば鍛えられる」と考えている人間は、現状を改善しようと言う発想がありません。やはり過去の成功体験に捉われず、未来を考えることの方が大切ですよね。

これからはマネジメントを発展させて、ホワイトカラーの効率化を進めなければ、日本はどんどん他国に取り残されて行くだけです。

 

ベンチャー企業は気づいている?

相変わらずブラック労働を肯定する人がいる一方で、一部のベンチャー企業の経営者は否定的な見方をしているようです。

 

「企業側から見れば、従業員が定着しない企業となるため、一定規模までは大きくなれるが、その次のステージに上がることが非常に困難となる」

原文まま

 

まぁ、これは全くその通りで、当たり前のことかと思います。ただ私は、以下の考えには賛同しかねます。

 

働く本人の気分がいくらよくても、ワーカホリックの放置は成長阻害要因になりかねないということだ。とはいえ、エネルギッシュに仕事をする人のパワーなくして、会社は成長しない。nanapi創業者の「けんすう」こと古川健介氏は、

「仕事がきつすぎるのは問題。本気で働きたい、成長したい人はサブの仕事を持つほうが全体最適になるんじゃないかと最近考えてる」

ユニークな提案をする。ひとつの会社でエネルギーがあり余る人は、別の仕事を持ってその力を注ぎ込めば弊害が減るという考え方だ。

原文まま

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ベンチャー企業の経営者が社畜的な働き方に対して懐疑的に見ていると言うことで期待してしまいましたが、根本的なところで勘違いしていると感じます。

「本気で働きたい。成長したい人は~~」の部分にメチャクチャ引っかかりますね。では、労働基準法の範囲内で仕事をしている人たちは、本気で働いていないし、成長しないのでしょうか?この考えは根本的に間違っています!

そして社畜的な働き方を肯定する人間」「エネルギーが有り余っている人」は決して同等ではありません。エネルギーが有り余って社畜化する人はいるかも知れませんが、全てが社畜化する訳ではないでしょう。

それに「エネルギーが余ってるなら他でも働けばいい」と言ってしまったら、その人に対するマネジメントを放棄していることになります。

「エネルギーが有り余っている人」が社畜化して会社に被害をもたらす原因は、「体力任せで力づくで仕事をしている」からです。単純に「時間をかけることで稼いでいる」だけで、生産効率の向上には寄与しません。加えて「自分と周囲は同じだ」と考えてしまう、想像力に乏しい人間だと言えます。

そう考えれば、彼らにはまず「自分と他人は違う」と気づいてもらうことが第一になります。そして第二に「力任せに時間をかけて仕事するのではなく、より少ない時間で同等の成果をあげることの価値」を知ってもらうのです。

「エネルギー余ってるなら他でも仕事しろ」はユニークな発想と言うより、マネジメントを放棄した無責任な考えだと思います。

 

まとめ

かなり批判してしまいましたが、とは言え、以下については賛同します。

 

「残業が偉いとか残業しない奴が悪みたいな風土は変えたいところ。普段は残業否定しているのに自分が残業止む無くなると、先に帰る社員を許せなくなる根性も」(ベンチャー企業・ファウンダー)

「時間をかけないとできない仕事を請け負ってしまっている時点で、マネジメントが機能していない証拠」(ITベンチャー・取締役)

原文まま

 

要は「時間をかけることに何の価値もない」と彼らに知らしめる必要があるのです。

日本は技術的なイノベーションはもとより、マネジメントのイノベーションを起こさなければ死にゆく国になってしまいます。

いや、イノベーションどころか、まともなマネジメントも出来ていないのが現状なのです。やはり経営者や管理職を鍛え直し、まずマネジメントを勉強してもらうことから始めなければ、日本に未来はありません。

 

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