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仕事とか科学とか

労働問題や面白い科学の話題について書き綴ります

ホリエモンの「誰でもできる仕事」発言は、案外と仕事の本質を突いているのかも?と思った件について

最近、堀江貴文さんの「誰でもできる仕事」発言を発端とする議論がちょっとした話題になりました。

 

blogos.com

 

この記事の元ネタが以下のツイートです。私もリアルタイムで見てて「その通りだよな~」と同意していました。

 

「誰でもできる仕事」発言について

堀江氏のこの発言は、彼の真意はどこにあるかは別として、私としては「案外、仕事の本質を突いているかも知れない」と感心しました。

 

「(介護は)誰でもできる仕事だから単価は残念ながら上がらない」

by堀江貴文

 

仕事(※正確には「職業」と言った方が適切かも知れません)と言うものは、それに対してお金を払ってでも欲しい人が一定数いるから成り立っています。

つまり社会から必要とされていて、1つ1つの仕事が絡み合いながら、世の中が成り立っているとも言えます。ある仕事の担い手が、ある日突然世の中からいなくなったら困る人がいるのです。

ですから、担い手がいなくならないように、仕事は「誰でもできるようにカスタマイズ」されていきます。もちろん、突然「やれ!」と言われて出来るものではありませんが「一定の教育と訓練」を受ければ、誰でもできるようにマニュアル化されるのです。

例えば「介護」は以前は家族が行うのが一般的でしたよね。

しかし「介護をサービスとして提供し、一定の報酬を受け取る」と言う仕事がつくられるにあたり、「一定の教育と訓練を受ければ誰でもできる」ようにシステム化されたのです。

世の中のほとんどの仕事は、そういう意味では「誰でもできる仕事」ではなかろうかと思います。仕事によって「教育・訓練」の習得レベルに違いはあるでしょうが・・。

例えば、誤解を恐れず究極を言えば「医者」も誰でもできると言えます。ただ「教育・訓練のレベルが非常に高い」というだけのことです。

そのように「あらゆる仕事は誰でもできるもの」と割り切る方が、私はスッキリして良いと思っています。実際、それが現実ですし、そうじゃなきゃ世の中は成り立たないのです。

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仕事をひたむきに頑張ることを素晴らしいと思ってはいけない

私が上述のように「誰でもできると割り切れ」と言ったのには意味があります。

 

「誰でもできるけど、誰もやりたがらないことをひたむきに頑張ってるんだぞ!素晴らしいと思わないかい?」

原文まま

 

この考えが、日本人のブラック労働の原因の1つだと、私も思います。

日本人は「仕事を頑張ること」で承認欲求を満たそうとする人が非常に多い。

「辛くても文句を言わずにひたむきに頑張る」ことに対して素晴らしいと思い、「そんな素晴らしい自分を認めて欲しい」と言う欲求を持ってしまう。

まず、その欲求を断ち切って欲しいのです。

皆さんは本当に「仕事で承認欲求を満たすためだけに、心身を壊しても良い」と思いますか?

個人の承認欲求を満たすのは、家族であり恋人であり友人です。決して実体のない「仕事や会社」という概念ではありません。

 

自分がいくら仕事を愛しても、仕事は決して自分を愛してはくれない

by友人の元上司

 

辞められないブラックから抜け出すための「ユニオン」という方法

堀江さんの意見には同調する人がいるものの、「それでも辞めるに辞められないのがブラック企業なんだ」と言う意見が出てきました。確かにブラック企業を辞めても、次の職業が見つからないのでは?と言う不安は分かります。

でもブラック企業から抜け出すための方法は、「辞める」の1択では ありません。

本来はそのために「労働組合」があるのですが、単一の企業内の労働組合は残念ながら機能していない場合が多く、組織率が低下してしまっています。一方で現在では、企業の垣根を超えた「同業種ユニオン」が重要な役割を担っています。

インターネットを使えばすぐにアクセスできます。

自分の権利を守ることは、決して悪い事ではありません。

介護福祉系なら、こちらです↓

 

 

まとめ

現代日本社会では、仕事のステータスで自分をブランディングしようとする欲求が強すぎるように思います。確かに「ブランド的な職業」はありますが、誰もがなれるものではありません。

私は専門学校等の「なりたい自分になれる*1」というコピーが嫌いです。

職業が何であれ、自分は自分なのですから。

「自分を自分足らしめるもの」は仕事以外に沢山ありますし、むしろそれを仕事に求めてはならないと、私は考えています。「やりがい搾取」と同様に、ブラック企業「個人の承認欲求」を巧みに利用していると言うことに気づいた方が良いと思います。

仕事は誰でもできるものであり 「今自分はたまたまこの仕事をしてるだけ」と言う割り切りは重要です。

仕事は賃金を得るための手段と割り切り、承認欲求を満たすために疲弊するよりも、自分の権利を守るための行動を起こしましょう。

 

 

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*1:この記事は数日前に書いたもので、小林麻央さんのブログ内容は関係ありません。あまりにもタイムリーで驚いています。