SHIINBLOG

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仕事とか科学とか

労働問題や面白い科学の話題について書き綴ります

有給休暇の取得は信用を失う? 休日の考え方に見る日本人のブラックなメンタリティー

世の中 社会・労働問題

「有休を1回使うごとに君は信用を失っている」と言うトンデモ発言をする上司(会社)がいるそうな。

日本の企業って、なんでこんなにも、個人の時間を無駄に浪費することを好むのでしょうか?

なぜ、みんなが楽をできるように工夫しないのか?

誰か1人が休んでも、残りのメンバーでカバーする仕組みを何故つくれないのか?

誰だって都合ってものがあります。特定個人が休みっぱなしなのは困りますが、せめて交代で休める職場にしませんか?それが真の助け合いではないですか?

って思うのは、私だけでしょうか?

news.careerconnection.jp

 

1人が休めば困る組織は弱くて恥ずべき組織と知れ!

人間であれば体調を崩すこともありますし、家族に何かがあるかも知れません。

ですので、1年間365日、毎日働けないのは当たり前です。

だいたい国が率先して、彼岸(春分の日秋分の日)を祝日にしたり、お盆だって国民的に休みにして、「先祖の霊を弔いなさい」と言っているのです。

にも関わらず、こんなトンデモ発言があるそうですね。

『休暇は信用を消費して使うもの。それが例え結婚式だろうと葬式だろうと関係ない。1回休むごとに、君は信用を失っている。君が遊びで休暇をとるのも、冠婚葬祭で休暇をとるのも、我々にとっては同義です』

じゃあ、そう言うあなたは1年間365日、1日も休まないのか?と聞いてみたい。

冠婚葬祭でも社員が休めない会社って、それだけ「効率的に仕事をまわすシステムが構築されておらず、経営的にヤバい会社」だと思いますが?

私から言わせれば「社員の冠婚葬祭すら休ませられない会社は、経営が下手な証拠であり、会社として信用できない」と感じます。

こんな会社なんて、さっさと辞めるのが得策です。

 

 

休まれて困るのはマネジメント能力に問題があるから

例えば、自分の事に置き換えて考えてみます。

私もこれまで「体調が悪くて会社を休みたい」って思ったとき、まず考えたのが「今日休んだ場合、会社に迷惑がかかる事って何かあったかな?」でした。

その時、第一に思ったのは「今日中に顧客と何がしかの約束をしていた場合」です。

「商品を納品する」とか、「質問に答える」とか、「打合せ日程の返答をする」とか。

でもこれって結局、「私個人に担当案件の全てが押し付けられてた」ってことなんですよね。普段から上司や同僚と協力する体制ができていれば、朝に電話して「例の件、お願いします」で済むのですよ。

って言うか、そんな事ワザワザ言わずとも「今日はジオジオさんが休みなら、あの仕事は私が代わりにやりますね。」と自然にできる組織がベストではないかと思います。

つまり、その会社・組織が普段から連携する体制ができていれば、不測の事態で1人が休んでも、カバーできるのです。そんな組織こそ強い組織であり、ビジネスパートナーとして信用できる組織だと思いませんか?

それと現在管理職である私が「部下に突然休まれて困ることがあるとすれば、それはどんな状況の時か?」と考えてみました。概ね以下の様な状況が発生した場合でしょう。

①自分自身がいっぱいいっぱいで、とにかく常時、人手が欲しい。

②部下に頼んでいる仕事の内容を把握していないので、カバーできない。

③今日頼もうと思っていた仕事があったのに~!

  ①:自分の仕事を整理して計画的に進めてますので、予想をはるかに超えるくらいの分量の仕事が突然舞い込まない限り、まずありえません。

②:内容だけでなく分量、期限も含めて把握してますので、イザとなればカバーできます。

③:前もって余裕を持った期日で仕事の指示を出しているため、ありえません。 

以上のように、とりあえず、私には上記の状況は全く考えられないですね。

少なくとも、1か月単位とか1週間単位で中長期的に自分の仕事と部下への仕事の割り振りを考えている私にとって、上記の3点で困る事なんてありえません。

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しかし業態によっては、決まった日に決まった人数が必要な場合は「休まれてしまっては困る」と考えるのは理解できます。この場合、事前に有給休暇の申請がなされたときに時季変更権を発動して、別の日に休んで貰うようにすることは可能です。

何も「信用を失う」と脅かす必要なんてありません。

ただ、当日の朝に体調が悪かったりとか、家族に不幸があったとか、不測の事態で社員が休む可能性は決してゼロではありません。

にも関わらず常にギリギリの人数設定で仕事を回そうとしていることに問題があるのです。

例えば、引っ越し屋さんが「4人で1日で終わる仕事」を計画していて、1人が休んでしまうと1日では終わらなかったとします。これでは顧客に迷惑をかけてしまいますし、会社の信用を損なう事態にもなります。

ですのでリスク管理として5人以上準備しておくのがベストとなります。「5人で早く終わればそれで良し。不測の事態で4人になっても、1日で終わる。」と言う状況をつくっておけば、社員の休暇取得に対していちいちピリピリすることもなくなるでしょう。

つまり、部下に休まれてブラックな言動を発する上司と言うのは、結局、普段からマネジメントができていないってことなのだと思います。

自分自身の仕事でさえ客観視できていないので、その時その時で考えながら仕事をしているのでしょう。「思いついた時に部下に指示を出す」と言う発想しかないので、休まれてしまったら非常に困るのです。

本当にデキる上司ってのは、部下が休む事を想定した上で、仕事をまわす段取りをしています。加えて、自分が休む場合も想定して、イザと言う時は部下が自分の代わりを務められるように段取りしておきます。(※少なくとも私はそうです)

ですが、大概の残念な上司と言うのは「自分の価値を守りたい」が故に、部下に自分の代わりを務めさせるための段取りをしません。

そしてさらに始末の悪い事に、自分の代わりを務める人間がいなくて、自分だけが休めないのがイヤなので、部下にも「自分が休んだら誰も変わりが出来ない」と言う状態をつくります。でも「やろうと思えば、俺が代わりをできるんだけどな」という状況は残します。これは自分の地位を安泰なものにするためと、恩を売ることで部下を自由にコントロールするためです。(※これを無意識にやってしまっている場合も往々にしてあるのではないかと思います。)

だから「部下に休まれると自分の仕事が増えるだけなので休まれたくない」となるのです。

その結果として、部下を休ませないために、上記のような事をいうことになるのでしょう。実に、愚かです。まさに足の引っ張り合いです。

この様なブラックなメンタリティーとは、早々にお別れしたいものです。

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ブラック会社はさっさと辞めてしまおう!

どうにもこうにも、日本にはブラック企業が多すぎます。

ブラック企業は、従業員を疲弊させると言う意味で悪だ!というのは第一です。

そして一方で、結局のところ「マネジメント能力が無いために人件費を削ると言う安易な方向で利益を追求するしかない」と言う残念な会社でもあるのです。

「従業員が気軽に有給休暇を取得して、それでも仕事が滞ることなく、会社も利益を上げられる」ために、知恵を絞ってアイデアを練ることは、そのまま会社の業績向上にもつながります。

そう考えると、ブラック企業を存続させることは「あらゆるイノベーションが生まれ辛い環境にしている」ことと同義なのです。

「価値ある人材を高く雇い、イノベーションにより利益を生み出せる企業」が、真に国際競争力のある企業であり、そういう企業が多い程、日本は豊かな良い国になります。

 

ですので逆に考えれば、ブラック企業とは「日本のイノベーションの足を引っ張る存在」だと断言できます。

ブラック企業をのさばらせることは、日本の発展を阻害することに繋がります。

ですので、そのような会社はとっとと潰してしまうのが得策です。誰も困りません。決して泣き寝入りはダメですよ。

そして一方で、ブラック企業を辞めて無職になることを余儀なくされた人々を救済するための方策も整える必要がありますね。

何せブラック企業を辞めても結局ブラック企業に再就職してしまうと言うブラック企業スパイラル」などと言う言葉もあるくらいですから。

とにかく企業もどんどん淘汰されなければダメです。従業員を大切にしない企業は、肩身が狭くなって倒産してしまうような世の中でなくてはなりません。そのためには、みなさん1人1人の心がけが重要です。

脱ブラック!

カモン!イノベーション!!

無駄な苦労に価値を見る日本から脱し、ワクワクする未来を模索する、夢のある国にしていこうではありませんか!! 

 

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