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仕事とか科学とか

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難治性アレルギー疾患発症の仕組みが解明される!

科学 健康・ダイエット

アレルギー疾患に悩む人々にとって朗報ではないでしょうか。

 

news.livedoor.com

 

アレルギー疾患って大変です

世の中には様々なアレルギーが溢れています。近年でありふれたものと言えば、花粉症ですよね。今や花粉症はスギだけでなく、春・秋に花粉を飛ばす雑草(ブタクサ・カモガヤ等)で発症する人も多く、「1年中花粉症だ」と言う気の毒な人もいます。

かく言う私も子供の頃からぜんそく持ちで、大人になってから花粉症を発症しました。ぜんそくは花粉症をきっかけに発作が起こることもあるし、風邪がきっかけの時もあります。ぜんそくの発作は気管支が炎症を起こして腫れて空気が通りにくくなるので、非常に息苦しく、重度の場合は死に至る怖くて辛い病気です。

以前は「発作が出たら吸入等で抑える」が主流でしたが、近年では「発作が起きないように予防する」が主流になっています。予防医療でだいぶ楽になってきた印象は持ってましたが、まだ根本治療には至っていませんでした。

またアレルギーの劇症型としての「アナフィラキシーショック」は発症から短時間で死に至ってしまう場合もあるので非常に恐ろしいですよね。

 

アレルギー疾患発症の仕組みとは

では、今回解明された「アレルギー疾患発症の仕組み」とはどのようなものなのでしょうか?

 

アレルギー疾患は、病原性の免疫細胞が血管から外に出て、肺などの組織に到達することで発症する。 

原文まま

 

アレルギーは免疫系の過剰反応と言う話は以前から聞いていました。もっと具体的に言えば、免疫細胞が血管から出て、様々な組織に到達してしまうと発症するのですね。

そして今回は「免疫細胞がどうやって血管から出るのか?」が分かったと言うことらしいです。原文は以下を参照ください。

 

研究グループは、病原性の免疫細胞が血管から外に出るのを手伝うたんぱく質を発見。

原文まま

 

なるほど。免疫細胞は自力で血管から出ることはできず、手助けをする「たんぱく質」があったと言うことです。それにしても、がんの免疫療法でもそうですが、たんぱく質は生物が生きて行く上で、様々な重要な機能を担っているのですね。

となると、アレルギー疾患の治療方法とは、その「たんぱく質」を作用させないようにするのを目的に開発されそうです。がんの免疫療法のように「阻害剤」を使ってブロックするのか?今後の発展を楽しみに待ちましょう。

 

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少し気になる点が・・・

ただ、この記事を読み進めていくと、少々気になる点が見つかりました。以下の文章です。

 

このたんぱく質は炎症に伴って血小板から放出され、血管の内側に集まって付着し、そこを足場に病原性の免疫細胞が血管から外に出ていることがわかったという。

原文まま

 

免疫細胞を血管外に出す手助けをするたんぱく質は、「炎症に伴って血小板から放出」されるものだと言うことです。つまり「先に炎症がある」のですよね。あくまで、たんぱく質は経過の1つにすぎず、アレルゲンによってどこかが炎症を起こすのが、根源にあるようです。

炎症は、例えば傷口から雑菌が入り込んだときに、免疫反応を起こすうえでも重要だというのを読んだことがあります。例えば蜂毒など、明らかに有害だろうと言うものに対して炎症を起こすなら分かるのですが、食べ物や花粉に対して炎症を起こすのは何故なのでしょうか?と疑問に思ってしまいます。そこが解明されなければ、真の根本治療には至らない気がします。

しかし、世の中のアレルゲンは無数にあり、人それぞれ反応が違っていて、それにイチイチ対応していたのでは埒が明かないのでしょう。

そう考えれば、「アレルゲンによる炎症」から「免疫細胞の過剰反応」に移行する途中段階でブロックする方が、様々な種類のアレルギーに有効な治療法が確立できるのかも知れませんね。

 

まとめ

以上、まとめます。

①これまでは、免疫細胞が血管から出て、様々な組織に到達することでアレルギー疾患が発症することは分かっていました。

②それに対して今回は、免疫細胞が血管の外に出る手助けとなる「たんぱく質」が見つかりました。

③おそらく今後は、その「たんぱく質」を制御する何らかの手法を開発することで、アレルギー疾患の治療法が生み出されるのだと考えられます。

他の免疫系の疾患にも応用できそうですし、千葉大学の研究グループのみなさん、非常に素晴らしい発見をありがとうございます。そして今後の研究の発展を期待しましょう。

 

 

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