SHIINBLOG

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仕事とか科学とか

労働問題や面白い科学の話題について書き綴ります

和歌山県教育委員会が「運動部週1日休養徹底」へ

私はかねてから、学校の部活動は日本人がブラック労働を容認してしまう気質を形成する原因の1つになっているのではないかとお話してきました。皆さんも自分の中学・高校時代を振り返ってみて下さい。特に「熱心な運動部」の場合、早朝の朝練や夜遅くまでの練習、休日の練習・・・。若いうちに身体を鍛えることは良いことでしょうが、少々度を超えている印象もあります。

そして近年では、その様な部活動が教員の長時間労働の主要因となっていると、あらゆる場面で話題になっています。どうにかならないものか?と思っている中、以下のニュースを目にしました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

和歌山県教育委員会での有識者会議の結論

和歌山県では、教育委員会有識者会議が実施されていたようです。この有識者会議によって実施された調査の結果、和歌山県内の中学校の運動部員の何と半数近くが週7日活動し、疲れを溜めていると言う実態が明らかになりました。

う~ん・・・。週7日って、毎日じゃないですか??休日ゼロってことですよ?こんなのってあり得ると思いますか??私にとっては「あり得ない」の一言です。中学生という多感な時期に、家族と一緒にゆっくり過ごす時間が実質「ゼロ」で、部活動で疲弊しているなんて異常です。少なくとも私はそう思いますが、みなさんはどうでしょうか?もちろん、チームとして強くなりたい、勝ちたいと言う気持ちは分かりますし、練習試合をする場合は、確かに休みの日に限られるかも知れません。しかし中学生にとって大切なのは部活動だけではありません。また、時間をかけて練習したからと言って必ずしも上達するわけではありません。

少なくとも週7日の部活動で休み無しは異常です。プロではないのです。中学生です。(※プロでも休日はあります。自主トレは別として。)

 

実際、記事によれば週7日活動する生徒のうちの3割が「疲れがたまる」と答えており、6割以上が悩みを抱えていたとのことです。

残り7割は疲れが溜まらないのかも知れませんが、そういう人達は「自主練」すれば良いのです。将来プロで身を立てたいと思うのであれば、1人でストイックに練習すれば良い。何も教員や同級生を巻き込むことはありません。

特に成長期の無理な運動は怪我につながりやすく、本来は休息無しで実施すべきではありません。専門的な指導者がいないのであれば、なおさら毎日の練習なんて非現実的です。

 

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学校の対応内容

和歌山県教育委員会は、週に1日は休養日を設けるよう、学校に徹底させるようにとの提言を行ったようです。内容の概要は以下の通りです。

 

提言では、原則土曜か日曜は休養日とし、家族だんらんや友人と交流、家庭学習などに当てられるよう配慮すべきだとした。

 

練習時間についても効果的な時間を分析。平日は朝練習を含めて2時間程度とし、冬場は日没前に下校できるようにすること、休日は原則半日(4時間)までをめどとすることを提言した。

原文まま

 

う~ん、上記の提言を見ても、もともとの部活動そのものが、私にとって異常に感じてしまいます。だって「日没前に下校できるように」ということは、これまでは日没後も部活動を続けていたってことですからね。中学生の授業は遅くとも16時には就業するので、その後の1~2時間の部活動で十分ではないでしょうか?朝練の必要ってありますか?本来は教育の一環である部活動なら、過剰な活動は必要ないのではないかと思います。

個人的なものならともかく、教員を早朝まで巻き込むのは酷です。生徒と違って、先生は部活動以降も仕事をしているのですから。(それですら軽減する必要があると思いますが)

 

まとめ

和歌山県教育委員会の調査により、約半数近くの運動部が毎日休み無しの「週7日活動」であることが分かりました。これは他の県でも同様なのだろうと思います。1日も休みが無いなんて異常です。

休み無し、朝練、夜間練習、このようにして培われた「我慢の精神」が日本のブラック労働を容認する心を育ててしまうのだと私は思います。この様な「無理」は成長途上の生徒本人たちにとってばかりでなく、教員にとっても良くありません。

和歌山県が他の県に先んじたかたちになっていますが、是非とも、他の県も追随して頂きたいものです。

 

よろしければ、こちらもお読みください。 

 

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