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仕事とか科学とか

労働問題や面白い科学の話題について書き綴ります

残業問題を考える:帰る前の「何か仕事ありますか?」は必要なのか?

会社から帰宅する前に、職場の先輩方に「何か手伝う事ありますか?」と聞いてから帰ると言う人はどのくらいいるのでしょうか?

ちなみに私が新入社員の時は「何かありますか?」と一通り聞いて回ってから帰っていました。何故なら「帰る前に聞きなさい」と上司に指示されていたからです(笑)

でも私は内心はイヤでした。だって大概は何かしら仕事があるのです。そして「何かありますか?」と聞いて「じゃあ、何か頼もうかな・・・」と、そこで初めて考え始める先輩って、いったい何なの?と疑問に感じていました。

ワザワザ考えなきゃ思いつかないような仕事なら、後ででも良いんじゃないか?と。

当時は私も新入社員でしたし、私の知らない何かがあるのかな?と思って、あまり深く考えないようにしていました。

その後、10年以上社会人を続けてきた中で「何かありますか?は聞かなくて良く、むしろ事前に指示を出すのが管理職の仕事だというのが私の結論です。

 

仕事を客観視することの重要性

今考えてみると、新人時代の先輩が私に「何かありますか?」と聞かれて初めて「じゃあ・・」と考えるのは「自分の仕事を客観視して事前に計画を立てていなかった」と言う事だったのでしょう。基本的にみなさん「行き当たりばったり」なので私にとっては「突然な指示」が多かったです。金曜の夕方に「ジオジオ、明日は会社に出て欲しいのだけど」と言われ、歯医者を何度キャンセルしたことか。そのおかげで、その1年は虫歯の治療を終わらせることはできませんでした。

指示された仕事を終わらせ、「何かありますか?」→「じゃあ、これを」と言うやりとりは、何かの無限ループにはまったみたいで、先が見えずに心身ともに非常に疲れたことを覚えています。ゴールの見えないマラソンほど辛いものはないですよね?

やはり仕事は、まず客観視して大枠をつくり、それをいくつかのフェーズで分割し、さらに各フェーズごとに細分することが重要です。そして細分した各パーツを時系列的に並べ、順番に部下に割り振っていくことで「先を予想しながら仕事をする」ことが出来るようになります。先が予想できれば「山場」も想定できますし、「来週は山場なので、今週は無理せず体力を温存しよう」と言った風に、自分自身をマネジメントすることも可能になってきます。

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「仕事を事前に指示する」のが管理職の務めだ!

先日、問題上司がまたまた問題発言をしていました。

「仕事が無いからと言って アルバイトさんが『何かありますか?』とも聞かずに定時に帰るのは問題だ」

う~ん・・・。まず第一に、そう思うのであれば本人に指導すれば良い話です。陰口叩いたって何も変わりません

それと「事前に指示を出す」のが管理職の務めであるにも関わらず、その責任をアルバイトさんに転嫁するのは非常に無責任な発言ですよね。そもそもアルバイトは経験や専門知識がなくとも実行できる仕事をしてもらうために雇っているのであり、責任を負わせるべきではありません。

重ね重ね感じている事なのですが、身近な2人の上司は2人とも管理職としての責務を自覚していない一方で、部下には責任や積極性を求めるのです。何て身勝手で無責任なんだ!と感じながら日々接しているので、非常にストレスが溜まります(苦笑)

 

定時意識が無いのがそもそもの問題

おそらく「帰る前に仕事がないか聞け」と言う会社(上司)は、まだまだあると思います。その大きな原因は「定時意識が無い」ことにあると考えられます。

「仕事が沢山あるのだからしょうがない」 と言う人がいるかも知れません。

しかし沢山あるからと言って闇雲に仕事をしても、時間を浪費するだけです。事前に計画を立てて、せめて1週間単位ででも仕事を割り振っておけば良いのです。

管理職として実施すべきは「帰る前に仕事が無いか聞け」と言う事ではなく、事前に割り振った仕事が予定通り進んでいるかどうかのチェックです。定時が17時であれば、16時くらいに部下の進捗状況を確認し、必要に応じて残業を指示するのが管理職としての義務です。その義務を怠り、あろうことか部下に「自分から聞け」と指示するのは、責任転嫁も甚だしいと思います。

 

まとめ

この問題の根底には、以上で書いたように

①管理職が仕事の計画を立てて部下へ割り振ると言う行為を怠っており、事前に指示を出すことを自分の責任だと認識していないこと。(※全くしていないことは無いにしても、不十分なのでしょう。)

②定時意識が無く、定時後も仕事を続けるのが当然と思っていること。

の2点が原因であろうかと思います。

私も実体験したので分かります。先が見えない中で、帰る前に「何かありますか?」と聞いて「ある」と言われた時の絶望感・・・。最初のうちは耐えられても、だんだんと心身ともに疲れ果てて行きます。いつまで頑張れば終わるんだ?という状態は非常に辛いものです。

新入社員が辞める原因の1つとして、こう言った背景もあるのかも知れません。

このブログで何度も言っていますが、管理職は部下の人生を左右しかねない程の重要なポストです。

先の見えない指示の仕方を繰り返せば、部下は日々の生活の予定を立てる事すらままならず、ひいては人生設計も組めなくなるかも知れません。

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やはり仕事は事前に計画を立て、途中段階でチェックを繰り返して軌道修正しながら進めるのがベストです。そうすることで部下も目的意識を持って仕事に取り組みやすくなりますし、収益見込みの正確性が向上するので、経営的にも良い方向にまわります

先が見えていれば今日は早く帰っても、明日で取り返せるとか、誰かが風邪をひいて休んでも、誰かがカバーすれば乗り切れると言った対応も可能になります。無計画に闇雲に仕事をしているから、みんな残業し、体調が悪くても休めず「俺がこんなに忙しいのに、何故あいつは先に帰るんだ?」と言ったマイナス思考が増えてしまうのです。

もちろん、帰る前に同僚に「何か手伝う事ありますか?」と気遣う事そのものは否定しません。ただそれが暗黙の了解で義務化するという同調圧力を生むのであれば、それは思いやりではなく、単なる足の引っ張り合いになってしまいます。

だからこそ、計画を立てて仕事を割り振り、社員1人1人の仕事量を明確にして特定個人に集中しすぎないように配慮することが重要なのです。互いの仕事量が分かっていれば手伝いもしやすいですし、自然と助け合う職場になるのではないかと思います。その様な職場づくりをすることこそ、管理職がやるべき本当の仕事ではないでしょうか?

 

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