SHIINBLOG

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仕事とか科学とか

労働問題や面白い科学の話題について書き綴ります

理想の上司とはどんな上司なのか?多様な価値観を受け入れる大切さを知る

新入社員が選ぶ理想の上司ランキングと言うものを見つけました。

学校法人産業能率大学で毎年実施しているようで、今年の第1位は、男性上司が「松岡修三さん」(2年連続)、女性上司が「天海祐希さん」(7年連続)でした。

2016年度新入社員の理想の上司|調査報告書一覧|学校法人産業能率大学

まぁ対象は芸能人ですし、アンケートに答えているのが新入社員ですので「本当にそうか?」は別としても、イメージで何となく理解できる結果ではあります。

では実際に働いてみた場合、果たしてどうなのでしょう?

 

理想の上司とは?

天海祐希さんがプライベートではどの様な人柄なのかは分かりませんが、刑事ドラマの印象では、確かに良い上司と言うイメージはありました。細かい事は言わずに、部下にヒントを与えて自分で考えるように上手に誘導したり、サバサバしていてリーダーシップがある。ザックリですが、私の記憶ではそんな印象。確かに、そんな人が上司なら信頼して仕事を頑張れそうです。

松岡修三さんは、やっぱりあのキャラクターでしょうね。熱血で良い人。確かに理想の上司と思われるのは、その通りかと思います。ですが私の場合は、実際のところ、松岡さんの様なキャラの人が上司だった場合、本当に働きやすいだろうか?と言う疑問があります。イヤ!決して松岡さんを悪く思う訳ではありません。ただ松岡さんのような熱血で良い人が会社の上司だった場合、絶対に良い方に転ぶか?と言われると、そうとも言えないような気がするのです。

ちなみに、私が思う理想の上司は

・外部に対して(会社の他部署や社外)必ず部下の味方をする。部下の失敗は自分の失敗だと捉える。

・仕事に関しては厳しく、決して部下を甘やかさない。静かに落ち着いて叱ることができる。

・部下を如何に導くかを常に考えている。

タイムマネジメントを徹底し、部下には「未来のビジョン」を見せながら仕事を指示する。

・主役は部下であり、部下にどんどん仕事を任せる。自分は裏方に徹する。

・良い意味でクールに。部下に対しては付かず離れず、遠くから見守り、自分で考える力を養うように配慮する。

・全ての部下に対して、公正・公平に接する。

と、この様な感じでしょうか?(※抜けはあるかも知れません)

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熱血で良い人が上司だったら・・・?

さて、本題に入りましょう。「熱血で良い人」が上司だったら、どうなるか?

実は以前に知り合いから聞いたのですが「その様な人を上司に持つ人が、かなり辛い思いをして精神的に参ってしまった」と言うことがあったそうです。

その上司Aさんは、熱血漢で仕事に夢を持っています。そして頑張れば必ず夢は叶うんだ!と言う信念のもと、若いころからバリバリと働き、実際に成功を収めています。ですので部下に対しても熱血指導。部下の頑張りが足りないと思えば、優しく丁寧に諭します。決して感情に任せて怒ったりはしません。

このAさん、最初の部下は非常に優秀で、彼の熱血指導に良く付いて行きました。そして1人立ちします。しかしその後に面倒を見た部下の中で、Bさんの事はとても心配でした。見ているとBさんは非常に頑張っているのですが、思うように結果が出ないようです。Aさんはいつものように、熱く、しかし静かに優しく指導します。そして最後に「この調子で頑張るんだぞ!」と激励します。

それでもBさんはなかなか思うように仕事を上手にこなすことができず、ある時、とうとう失敗してしまいます。それでもAさんは感情に任せることはありません。優しく丁寧に指導を続けました。根気強く、丁寧に。

しかしある日、Bさんが目を覚ますと思うように身体が動きません。気分も良くないし、何かがおかしい。会社へ連絡して休むことにして病院へ行ってみると「うつ病」と診断されてしまいました。

Bさんの気持ちを要約すると以下の様なものでした。

・Aさんは素晴らしい上司だし、とても尊敬している。

・自分も頑張ってAさんのようになりたい。Aさんの期待に応えたい。

・でも上手くいかない。それでも丁寧に指導してくれるAさんに申し訳ない。

・自分には才能がないのではないか?自分はダメなのではないか?と感じるようになった。

・こんなダメな自分に対し、それでもAさんは丁寧に指導してくれる。申し訳ない。

・失敗しても優しく指導してくれるAさんの期待に何とか応えたい。

・でも上手くいかない。自分はダメな人間だ。Aさんに本当に申し訳ない。

う~ん、書いていて私も辛くなってきました。

この事例については、AさんもBさんも、どちらにも非はありません。2人とも相手の気持ちを気遣って接していましたし。

ただ、敢えてどこに問題があったか?を考えた場合、やっぱりAさんの方に問題があったのではないか?と私は思わずにはいられないのです。

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熱血で良い人な上司の何が問題だったのか?

Aさんの何が問題だったのか?大きく分けて、2つあると思います。

①自分の成功体験で部下も成功すると信じてしまった

良くあるパターンなのかも知れません。成功した人は、ついつい「自分の成功体験」が全てにおいて正しいと思いがちです。しかし人間には色々なタイプがいて、向き不向きだってあります。自分が成功した方法で誰もが成功するとは限らないのです。

Bさんは決して「ダメな人間」ではなく、Aさんから指導されていた仕事の分野に向いていなかった可能性があります。また同じ仕事だったとしても、Aさんと同じようなアプローチは向いておらず、Bさんなりのアプローチ方法があったのかも知れません。

なかなか上手くいかないと言う結果に対し、例えば別の仕事を任せてみて小さくても良いので成功体験を積ませるとか、色々な方法を試してみた方が良かったのかも知れません。あくまでAさん流で進めようとしてしまったところに無理が生じたようです。

②人間の仕事に対しての価値観は色々あると言う考えに至らなかった

伝え聞いた話によると、Aさんは仕事大好き人間で夜中まで残業することも厭わなかったようです。それに対してBさんはそこまでの熱意はなかったようです。しかし仕事熱心のAさんの事は尊敬していますし、逆にそこまで仕事を好きになれない自分に対し、罪悪感を持ってしまったのでしょう。

仕事が人生の生きがいだと言う人を全否定はしませんが、せめて「人間には色々な価値観があり、仕事との距離感は人それぞれだ」と言う認識を持つことは大切です。

 

まとめ

理想の上司と言っても、受け手の部下側にも色々なタイプの人間がいるので、理想型は1つではないのでしょう。

確かに松岡修三さんの様な人は非常に魅力的です。しかし必ずしも自分の上司としては向いていないかも知れません。上司も部下も「お互いに人間は違うものだ」と言う考えをもち、柔軟に物事を進めて行くことが大切なのだと思います。

人間には様々な価値観があり、色々な理想型があるのです。

上司はまず、自分の成功体験を部下にも味わわせたいと思う気持ちをグッとこらえ、まず、その部下自身がどのような人生を望んでいるのか?話してみるのが良いのかも知れませんね。

これを書いていて「自分も早速、今度話してみよう」と思いました。

もちろん「仕事は嫌いなのでサボっていいですか?」と言われたら「給料分は働く責任があるぞ!」と注意しますが(笑)まぁ何事も常識の範囲内ってことですね(笑)

 

理想の上司には色々な素養が求められますが、まず第一に「多様な価値観を受け入れる姿勢 」が何よりも大切なのかも知れません

 

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