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仕事とか科学とか

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「千原ジュニアの捨て左折」から学ぶ「急がば回れ」の大切さ

都心部で車を運転することは少ないにしても、地方に住んでいれば自家用車は必須アイテムになります。

地方と言っても県庁所在地レベルであれば、主要道路は 朝晩の通勤で込み合いますし、休日のショッピングモール周辺は大混雑です。私も日常的に車を運転する中で「もう少し広い視野で考えてくれれば、もっとスムーズに走れるのでは?」と思うことが多々あります。車の運転は「ちょっとした創意工夫」の宝庫なのです。

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謎の渋滞の原因は??

先日、4車線(片側2車線)道路を走っていた時の事です。

もともと交通量が多い道路なのですが、左側車線だけがやけに渋滞していました。「何だろう?」と思いながら右車線に車線変更し、渋滞の先頭を通り過ぎた時、その原因が分かりました。

土産物屋の駐車場に入ろうとしている車が、駐車場内が詰まっているので中に入れずにいたのです。なぜ駐車場内が詰まっているかと言うと、駐車場から出ようとしている車が、いつまで経っても駐車場から出られずにいたからでした。なぜ、出られないのでしょうか?

答えは簡単。右折で出ようとしているからです。

この道路は片側2車線の4車線道路です。通常であっても交通量の多い道路です。しかも、そこには信号はありません。右折でなんか出られる訳がないし、出られるとしても「長時間待つ」「ラッキー」かしかありません。交通量の多い4車線道路で、しかも休日。ラッキーなんて訪れません。長時間待つことになれば後ろは詰まります。

自分の時間を浪費するばかりか、周囲にも迷惑をかけています。

この場合、自分が単純に「右側へ行きたい」からそうしているのでしょうが、次の目的地まで至る「全体像」を想像することができれば「遠回りでも左折するほうが早いし他人に迷惑をかけない」と言う結論に至るはずです。

この事例は極端だとしても、道路を走っていると、大なり小なり「全体を考えていないのだろうな」と感じる運転を見かけます。

 

千原ジュニアの「捨て左折」を思い出す

そして上記の出来事について考えるうちに、以前に松本人志の〇〇な話」で披露された、千原ジュニアさんの「捨て左折を思い出しました(笑)

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通行量の多い交差点では、右折しようにも混み過ぎてて非常に時間がかかる。そういう場合、思い切って交差点を直進して通り過ぎ、左折を繰り返して目的の道路に合流する方が、かなりの時間の節約になると言う話です。

分かりやすく図にしてみると、こんな感じ↓

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目的地に向かってそのまま進むのではなく「大局を見て柔軟な発想」をすることで、急がば回れが役に立つと言う好例です。

 

急がば回れ」を仕事にも応用しよう

思えば、これまで日本人が実践してきた「利益を生み出すために長時間働く」は、「右に行きたいから右折する 」に似ています。目標に向かってそのまま真っ正直に突っ込むようなものです。

しかし現在の日本社会では、時間を費やしても経済が良くなることはなく、逆に労働者が疲弊してブラック・スパイラルが生まれてしまっています。

時間も労働力も限りがあります。これからの日本では捨て左折」のような柔軟な発想によって時間を短縮する創意工夫が必要なのです。

仕事が沢山あれば、誰もが「とにかく片づけよう」と思うものです。しかし始めに「出来上がりの全体像」を具体的にイメージし、終わりまでの道のりを可視化することが大切です。私の場合は全体をイメージして仕事することで、何より「集中力」が上昇するのが良いと感じています。また全体を俯瞰的に見ることで「無駄な仕事」を抽出することに繋がる可能性もあります。

そのために、仕事に着手する前に思い切って全体計画に時間を費やすことは重要です。

 

まとめ

今回は車の運転の事例を紹介しましたが、何事も「大局的な視野で柔軟な発想をする」ことは重要です。

今の日本企業の大半は「利益を出せないなら従業員を長時間働かせ、その分の残業代を支払わない」という、謂わば「右に行きたいから右折する」状況です。これでは経営ではありません。

急がば回れ」や「損して得取れ」の精神で、創意工夫によってホワイトな企業経営を実施してこそ、日本経済は好転するのです。

 

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