【ポケモンGO】住友理工の禁止はやりすぎ! 社員を子ども扱いか? まるで学校の様だと思う件について
ポケモンGOの大流行で社会現象になっていますが、私自身は世代ではないし、全く興味はありません。今後もプレイすることはないでしょう。
しかし、夢中になっている人に対して特別な感情はないです。大いに楽しんで頂ければと思います。ただ、事故だけは注意してくださいね。
さて、以下の記事を目にして、私は何とも言えない違和感を覚えたのですが、みなさんはどう思うでしょうか?
休憩時間と出退勤時間も禁止
なんですと?と唖然です・・・。
住友理工はスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が世界各地で社会現象となる中、スマホゲーム全般を就業中のほか、休憩中や出退勤時間も含めて全世界の拠点で禁止することを決めた。 原文まま
〇就業中の禁止
いや、当たり前すぎるので、ワザワザ通達を出すことでしょうか?
管理職が逐一注意し、改善が見られないなら社規社則に照らして処分を下せば良いこと。子供ではないのですから、わざわざ「スマホゲーム禁止」って・・・。
子供がいる家庭では良くあるじゃないですか。「宿題やる前のゲーム禁止」とか「寝る前のジュース禁止」とか。それを思い出してしまいました(笑)
〇休憩中の禁止
これは完全に越権行為ではないでしょうか?
一般的に考えて、法や倫理・道徳に外れない限りは、休憩時間に何をしようが個人の自由です。
休憩時間の事故で労災になったらタマラン!ってことかも知れませんが、ポケモンGOをはじめとするスマホゲームに限らず、キャッチボールをやってたって散歩してたって事故は起こるときは起きます。
個人の自由に企業が介入するのは、明らかに越権行為だと思います。
〇出退勤時間の禁止
これも「休憩時間の禁止」と同じですね。またそもそも、日本では自動車や自転車の運転中のスマホ操作は規制されています。歩きスマホについても、「マナーとしていかがなものか?」という世間の認識があります。
やはり、わざわざ会社で禁止することではないように思います。
明らかに越権行為と言える理由
スマホゲームの休憩時間と出退勤時間の禁止について、その理由は「危険なため」だそうです。
でも、そんな事を言ってしまうと、例えば
・泥酔して何らかの事故にあう危険があるため、帰宅途中の飲酒禁止
とか・・・
・転ぶ危険性があるので、遅刻しそうでも走るの禁止
とか・・・
・事件に巻き込まれる危険性があるので、夜間帰宅時に暗い道を歩くの禁止
とか・・・
・インフルエンザに感染する危険性があるので、人混みに入るの禁止
とか・・・(笑)
・食中毒の危険があるので生ガキ食べるの禁止
とか・・・(笑)
キリがないですし、企業が個人にそこまで踏み込む話ではないですよね。
日本企業は社員を子ども扱いするから生産性が悪いのではなかろうか?という疑問
正直、この記事を読んで真っ先に思ったのは、「社員を子ども扱いしている」です。
私の個人的な見解ですが、日本の企業って、どこか学校の延長のような雰囲気を感じるのです。
友達のような付き合い方を前提とした雰囲気(飲み会、社員旅行、休日のイベント参加の強要etc)。そして住友理工のような、個人の問題に踏み込むような「〇〇禁止」とか。
そしてその様な傾向って、結局「本社(トップ)」から通達として「〇〇禁止」とか「〇〇をやりなさい」と言う通達が無いと動けない組織をつくってしまっていると感じます。
私は常々、日本の管理職は能力が低いのではないか?と論じていますが、その原因は、正にこれにあるのではないか?
「本社(トップ)が法や一般倫理に任せれば済む問題に対してさえ、逐一細かく通達を出す中で、管理職が指示待ち人間になってないか?」と言うことです。
企業は「学校の先生のように細かいことまで通達を出す」のではなく、「管理職の教育を徹底」することで、社員のレベルを底上げする必要があるのではないでしょうか?
おわりに
ちなみに、この記事では「たばこ問題」が引き合いに出されていました。言いたいことは分かるのですが、私としては「タバコ」と「スマホゲーム」は、その背景が全く異なると思いますので、ピントがズレているように感じます。そのことについては、次回以降に書いてみたいと思います。
それと、この記事で何度も「スマホ」と書いてて気づいたのですが、「スマートフォン」に対する略語であれば「スマフォ」が正しいのでは???
と思った私は、やっぱりオッサンなのでしょうか?(笑)
ではでは、暑い夜が続きますが、皆さんくれぐれも、歩きスマフォにご注意ください(笑)
興味があれば、こちらもご覧ください。
もし、なるほど!と思って頂けたら、読者ボタンを押して貰えると嬉しいです(^^)