遅刻とタバコ休憩、何が違うのか??
こんにちは。ジオジオです。
以前、終わりの時間を守れない人達について書きました。
始まりの時間は気にする割に、終わりの時間を気にしない日本人は、結局のところ時間を大切にしていないと思います。
これに対して、今回は遅刻とタバコ休憩を題材に、時間を大切にしているかどうかについて考えてみたいと思います。
遅刻がダメな理由は「時間を大切にしているから」ではない
以前、若手社員が寝坊して遅刻したことがありました。もちろん、遅刻は良くないですね。
バツが悪そうに出社してきた彼は、まず部署長に謝っていました。怒られはしませんでしたが、2~3言嫌味を言われ、その後もことあるごとに、その件についてからかわれていました。
私も寝起きは苦手な方なので、何だか少し可愛そうだなという気持ちでした。
そしてハタと気づいた!この上司って愛煙家なのですが、ひとたび喫煙所に入ると、なかなか出てこないことが多いのです。
さすがに毎回とは言わないまでも、30分以上も出てこない事があります。そして一番偉い人がそうなので、他の社員もマネして長時間喫煙所にこもったキリ出てこない事が多々あります。
ハッキリ言おう。
これってサボりじゃねぇの???
遅刻を注意する上司が堂々とサボっているところを見ると、遅刻を注意するのは「時間を大切にしているから」ではないと言うことが分かりますよね。
出社してからの仕事内容よりも、遅れずに会社に来るかどうか?が大切なのでしょうね。実に下らない。
遅刻とタバコ休憩、何が違うの?
そこで素朴な疑問です。
タバコ休憩、ヒドイときは1日で合計2時間近くに達することもあります(※一般論ではなく、あくまで身近な人のことです)。
時間をロスすると言う意味では、遅刻もタバコ休憩(と言う名のサボり)も何ら変わりありません。
あ、ちなみに私は喫煙行為やタバコ休憩そのものを批判するつもりはありません。2~3分くらいでリフレッシュしてその後の仕事に集中できるのなら全然OKです。私も眠くなったら外の空気吸いに行ったりしますしね。
でも、10分以上、ましてや30分以上ともなれば行き過ぎです。
そしてそれが日に何度も繰り返されるようでは、遅刻よりも悪いんじゃないか?と思ってしまいます。
タバコ休憩は意識すれば改善できる
そして考えてみます。
私も寝起きは苦手なので分かるのですが「寝坊する・しない」は、なかなか意識して改善できません。強烈な目覚まし時計を手の届かないところに置いても、寝ボケて消して二度寝してしまうこともあるでしょう(※実際にやってしまった事があります)。
色々な工夫を凝らして「習慣化」するしか方法は無いのかも知れません。
また何らかの病気が原因だったりもするので、単に「だらしない」と断定するのは危険です。
では、タバコ休憩はどうでしょうか?
もう既に出社して仕事をしている訳ですから、完全に意識してコントロールできることですよね?それなのに30分以上も長居するのであれば、確信犯だな~と感じます。
寝坊よりも悪質です。
他の「タバコ仲間」から聞いたところ、喫煙所では、「世間話をしていたり、スマホをいじってたり、マンガを読んでいたり」だそうで・・・・。まるで部室だな!と言う印象。実に下らない。
真の意味で「時間を大切にする」社会を目指そう
ダラダラのタバコ休憩をする上司は、結局、定時以降も会社にいます。一応はサボった分を意識しているのでしょうか?
でも、そんな彼の存在によって「帰りにくい部下」がいることには気づいているのでしょうかね?まぁ、気づいてないですね。
しかも、そんな人がパソコンに向かってるからと言って、集中して仕事をしているとは思えません。
集中できないからと、ダラダラ休憩したところで集中力は生まれません。ましてや上司であれば部下へも悪影響を及ぼします。
やるべき事をサッサと終えて定時に退社する方が、トータルでは時間を有意義に使えます。
遅刻は悪だと言っておきながら、一方では長すぎるタバコ休憩を平然とやってのける・・・。こんな間違った認識は、改めて頂きたいものですね。
ちなみに「タバコ休憩」については異論が多いようで、禁止する団体もあるようです。
愛煙家は年々肩身が狭くなるな・・・と言う意見も聞きますが、それは自分自身に原因があるのです。
もちろん、節度を守った愛煙家は沢山います。その様な方々の迷惑にならないよう、「だらしない喫煙」に心当たりのある方は、是非、改善に取り組んで下さい。