SHIINBLOG

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仕事とか科学とか

労働問題や面白い科学の話題について書き綴ります

日本からブラック労働をなくすために、まず学校の「部活動」について考えよう

社会・労働問題 世の中 教育

日本人のブラック労働問題が叫ばれる昨今、教員のブラック労働も問題視されるようになってきました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

新任教師の残業時間が「過労死ライン」超える

愛知県教職員労働組合協議会が実施した調査によると、新任教師65人の月平均残業時間が、国が定める「過労死ライン」(月平均80時間)を超えていたとのことです。

 

月別平均は赴任直後の4月が93時間、5月が89時間、6月が98時間で、毎月20人以上が100時間超だった。最多では4月に177時間、6月に197時間の教員がいた。ほとんどが部活顧問を担当していた。

原文まま

 

私も経験していますが、月80時間以上の残業は、本当に心身を蝕みます。その月は乗り越えたとしても、疲れはずっととれずに残ります。

 

そもそも部活ってブラックですよね

労働時間の長い教員の大半が部活顧問を担当していたと言うことで、やはり「部活動」は教員のブラック労働の原因の1つなのでしょう。

最近では「ブラック部活」なんて言葉も出て来ていますけど、私はずっと以前から、「部活動」と言う存在そのものにブラック性を感じていました。

そしてもっと深く考えると「部活動を取り巻く精神性」が、ブラック労働を助長する源泉なのではないか?とも感じるのです。 

私が中学生だったときの話

何かの部活には絶対に入らなければならない」と言うことなのですが、当時の私は持病の喘息がひどい状態でした。運動部でみんなについて行く自信は無かったのですが、かと言って文化部で興味のある部は無い。そこで比較的興味があった卓球部に入ってみたのですが、やはりトレーニングについて行けなかったのです。ある程度は頑張りましたが、部活のたびに発作が起きてしまうんで、自然に帰宅部になってしまいました。

でも帰宅部って、結構「差別」を受けますよね。特に運動部からリタイアした場合「根性がない」とか「レギュラーになれなかったからだろう」とか、まるで「負け組」扱いです。私の場合はまだ勉強が得意な方だったので救われましたが、それが無かったら、そこそこ辛い中学校生活だったのではないかと思います。

部活動に費やす時間がそもそもブラック

以上のように、中学校の時から何となく「部活」に対して腑に落ちない思いを抱えていた私。大人になるにつれ、やはり疑問に思うことが沢山でてきます。

たとえば、ゴールデンウィークやお盆。いつもは遊びに来ていた親せきが、子供が中学生になった途端、会えなくなります。原因は何か?もちろん「部活」です。

子供たちは部活に入ってしまうと、朝練、毎日の放課後の練習、休みの日の練習と、かなりの時間を部活に費やしています。「学業優先」と言って試験期間前一週間は部活禁止になったりしますが、私から言わせれば、普段から学業どころか普通の生活まで圧迫しているのが「部活」です。

中学~高校と言う多感な時期に、家族で旅行に行ったりとか、団らんの時間を奪います。付添いの先生の労働時間が「過労死ライン」に達するくらいの時間を費やす訳ですから、立派に「ブラック」ですよね。

確かに人間、若いうちに心身を鍛錬するのは大切かも知れませんが、度を超えているのではないでしょうか?実際、私の様な「体力弱者」がついて行けない内容ですから。

そして部活の様な「朝も夜も休日も関係なく練習する」という習慣が、「ブラック労働を容認するメンタリティ」を醸成しているように思えてなりません。

部活が辛くてリタイアすれば「根性がない」と言う考えは、ブラック労働を拒否する若者に対して「だからユトリはダメなんだ」と言う批判に直結します。 

 

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ホドホドにしませんか?

別に部活動そのものを否定するつもりはありません。

ただ1つだけ「ホドホドにしましょうよ 」と言いたいだけです。

朝練禁止、17時以降の練習禁止、休日の練習禁止。通常の範囲内でやって下さい。それ以上練習して上手になりたいなら、それは個人の問題として、希望者だけ募って活動してみてはどうでしょうか?その場合の付添いは、もちろん教員以外から選出するようにすると良いでしょう。またプロになりたいなら、それ目的の団体に所属すれば良いのです。

人間には得手不得手があります。部活動に積極的にかかわらない生徒に対し、精神論で差別するのはやめましょう。だって、自由じゃないですか?

部活も教育の一環なら、大会を休日に実施するのはやめましょう。

何よりもまず、先生の負担を軽減しましょう。

 

まとめ

こうやって考えてみると、やっぱり部活ってブラックだと感じてしまいます。

厳しい部活についていける生徒を「素晴らしい」とする風潮は、そのまま「ブラック労働の肯定」に直結しますよね。

部活動による心身の鍛錬の効果も怪しいものです。私は上記のように、部活で自分を鍛えることはできませんでしたが、辛くても仕事をやり遂げる精神力は持っています。でも周囲の「バリバリの運動部出身」の社員は、私よりも「仕事をやり遂げる精神力」が弱いです。

これってどういうこと?(笑)

今世間で言われている「ブラック部活」とは別の意味で、そもそも「現状の部活という制度そのもの」がブラックなんじゃないの?と思うのですが、いかがでしょうか?

 

 

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