吉田沙保里選手に捧ぐ言葉~貴女はこれで、真のカリスマになった~
このブログは労働問題と科学をメインテーマに書いてきました。
その一環で、こんな記事も書きました。
私はもともと、スポーツの中ではプロ野球が大好きで、特に松井秀喜さんの大ファンです。もちろん他のスポーツも見ますし、オリンピックの中では柔道やレスリングは好きな競技でした。
その様な中、吉田沙保里選手は素晴らしい偉大な選手だと思っていましたし、たまに出演するバラエティ番組で見せるお茶目なキャラクターから、大変親しみやすく、強さだけでなく人間性も兼ね備えた、本当に素晴らしい女性だと思っていました。
そこで、一部のマスコミの自分勝手な論説に憤り、上の記事を書きました。
今回のオリンピックでは残念な結果でしたが、色々と思うところがありました。
このブログとしては番外編ですが、思うところをツラツラと書かせて頂きました。
本当に、私の個人的な想いを書いたものです。
もし不快に思う方がいらしたら、すみません。
吉田沙保里さんに捧ぐ言葉
個別取材で3万円をケチるようなマスゴミ(一部の)に負けることなく、金メダルをとって見返して欲しかった。何としてども、勝って欲しかった。
でも、結果として決勝で敗れて泣き崩れる貴女を、そして客席で見て同じく泣いてしまった他のレスリング選手を見て、考えが改まりました。
もちろん、勝って欲しかった。
でも、敢えて言わせてください。
貴女はこのリオ・オリンピックで負けた事により、真のカリスマになったのではないか?と、私は感じました。
日本女子レスリングの現在の強さをつくったのは、もちろん、多くの方々の努力のたまものでしょう。でもその中で、「強さの象徴」として牽引してきたのは、間違いなく貴女です。
今回のオリンピックで、全6階級中、4人が金メダルを獲れたことは快挙ですし、それを導いた1人は、間違いなく貴女です。
貴女は強さの象徴でした。日本中の誰もが、貴女が負けるわけがないと信じていました。日本中の誰もが、貴女の事を「普通の人間を超越した強い人間」だと思ってしまっていました。
でも、今回初めて「目標に届かなかった」貴女が泣き崩れる姿を見て、やはり貴女は1人の普通の日本人だったと言うことに、今さらながら、みんな気づきました。
貴女は決して特別ではなかった。
貴女の努力こそが特別だったのだ。
そこに、少なくとも私は気づくことができました。
きっと、日本中のみんなが気づいたと思います。
リオデジャネイロ・オリンピック
貴女の銀メダルに対して、日本中の誰も、何も言うことはありません。
それは紛れもなく、貴女の勲章です。
これから、貴女の涙を胸に刻みながら、後輩たちは前に進みます。
貴女が完全無欠の強さを見せてくれても、みんな喜んだでしょう。
しかし神になった貴女を尊敬する人間が何百万人いたとしても
貴女の涙を胸に刻んで進む人間の方が、何十倍も強くなると思います。
貴女はこれで、真のカリスマになったのだと、私は思います。
本当に、ご苦労様でした。
胸を張って、日本に帰って来てください。